1月 262010
 
INSUPIKE 150x149 INSUPIKE社内試聴会@SONA試聴室

オリジナルインシュレーター『INSUPIKE』

先日このブログでもご紹介したとおり、ソナオリジナルインシュレーター『INSUPIKE』も出荷準備が着々と進んで正式発売まであと少し、という状況です。そこで、最終仕様の確認のため、実際にINSUPIKEでスピーカーを設置して社内で試聴してみよう、ということになりましたのでその様子を報告します。

INSUPIKEの大きな特徴は、振動を設置面に逃がすメカニカルアース(スパイク)としての機能と、逆に設置面との振動伝達を防ぐアイソレーション(インシュレーター)としての機能とを、これ一つで使い分けることができるという点にあります。設置場所の条件に合うのはどちらか、あるいは音の好みはどちらか、といった視点からスパイクとして使うのかインシュレーターとして使うのかをユーザー側でお選びいただくことができます。

また、INSUPIKEは材質の硬度の違いによって2タイプ(標準仕様のSI-505Aと比較的高硬度なSI-507A)を発売する予定です。この材質の違いによる効果もユーザー側の好みによって選択肢が広がると思います。(*この辺の詳細については、発売にあわせて商品紹介ページを開設予定ですので、そちらをご覧いただければと思います。)

そこで、今回の試聴会は以下の条件のもとでの聴き比べということになりました。

(1)INSUPIKEのタイプによる違い

・ SI-505A (標準仕様 *便宜上“ソフトタイプ”と呼びます)

・ SI-507A (高硬度仕様 *同じく“ハードタイプ”と呼びます)

(2)INSUPIKEの使用方法による違い

・ スパイクとして設置

・ インシュレーターとして設置

(3)設置面の強度による違い

・ 重みのあるがっちりとした設置面(厚み50mmのモルタル台)

・ 軽めの比較的振動しやすい設置面(厚み24mmのベニヤ板)

INSUPIKE Listeningcheck1 150x150 INSUPIKE社内試聴会@SONA試聴室

スピーカー設置状況

以上の条件に加えて、INSUPIKEを抜いてスピーカーを直接モルタル台とベニヤ板の上に置いた場合の2パターンも判断基準として試聴しましたので、結果2×2×2+2の10条件での試聴となりました。なかなか大変です。

GENELEC INSUPIKE 150x150 INSUPIKE社内試聴会@SONA試聴室

GENELEC1038BとINSUPIKE

試聴用のスピーカーはオタリテックさんの御協力のもと、GENELEC1038B×2をお借りすることができました。集成材で組んだ仮のスピーカー台の上にモルタル台もしくはベニヤ板を敷いて、その上にINSUPIKEで支持したGENELECを配置して試聴スタートです。(オタリテックの石井さん、河野さんには試聴前のスピーカーチューンまでしていただきました。本当にいつもありがとうございます。)

今回の試聴に用いた音源は、各自のリファレンス音源(2ch.)の中からリストアップした以下の4曲です。

Jennifer Warnes : ‘”Invitation to the Blues” from “the Well” (*オタリテック 石井さんセレクト)
Bryan Adams : “Getaway” from “On a Day Like Today”
Eric Clapton : “Change the World”
Aaron Neville : “Rainy Night In Georgia” from “Bring it on Home… The Soul Classics”

INSUPIKE Listeningcheck2 150x150 INSUPIKE社内試聴会@SONA試聴室

モルタル台に設置

INSUPIKE Listeningcheck3 150x150 INSUPIKE社内試聴会@SONA試聴室

ベニヤ板に設置

限られた時間のなか、さすがに全曲をフルで聴くわけにもいかず、適当なところでフェードアウトしながら、各自リスニングポイントに入れ替わり立ち替わり、試聴を終えたらそれぞれインプレッションをカルテに記入していきます。一通り皆が聴き終えたらすぐさま次のセッティングに変更して、また聴き直しです。そんな作業を一日かけて行いました。

INSUPIKE Listeningcheck4 150x150 INSUPIKE社内試聴会@SONA試聴室

試聴風景

INSUPIKE Listeningcheck5 150x150 INSUPIKE社内試聴会@SONA試聴室

INSUPIKE設定変更中、、、

暗黙の了解なのか、皆その都度ごとの感想をあまり口にしません。比較的黙ったまま淡々と入れ替わり、カルテに意見を書き込んでいきます。自分としては結構周りの反応が気になる性格なので、密かに他の人の顔色を伺ったりしていたのですが、こうゆう場合意図的なのかどうなのか、皆かなりポーカーフェイスです。結構不気味です。でもプロフェッショナルっぽくてこうゆう雰囲気好きです。

時間の都合上、途中退席せざるを得ない人もいましたが、無事一通り予定していた試聴を終えることができました。終わりのほうで、突然の提案としてINSUPIKEのスパイク仕様からスパイクボルトを抜いて、INSUPIKE+ゴムリングといったアイソレーション仕様で設置してみたらどうなるだろう、ということで急遽2条件ほど加えて最終的に計12条件での試聴となりました。各自カルテを整理し、後日結果のまとめを行う予定です。その結果についてはそのうちここでアップできるかもしれません。

すべて終わった後でようやく意見交換できたのですが、皆開発側の立場だけあってなかなか意見がシビアです。中には次のバージョンアップも見据えて発言しているだろう人もいたかと思います。ようやく発売直前までこぎつけたのに面倒臭い奴らです。でもやっぱりこうゆう雰囲気好きです。

個人的な意見になりますが、INSUPIKEの2つの機能であるメカニカルアースとアイソレーション、それぞれが開発意図に沿ってきっちり効果をみせていることが今回の試聴でわかりました。おかげでカルテの記入が思ったよりも楽にできました。他の皆はどうだったのでしょうか。集計結果が楽しみです。

以上、SONAのとある一日の風景でした。

最後に、今回の試聴に御協力いただきました、オタリテック 石井さん、河野さんに改めて御礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。

OTARITEC 150x150 INSUPIKE社内試聴会@SONA試聴室

オタリテック 石井さん(左)、河野さん(右)

Note by i

Photo by T

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