4月 152013
前略。そろそろかと思い,棟梁に電話しました。
「吸音パネルの工事に入る頃かと思いますので,修正した最新の図面を持って伺います。」
吸音パネルは,一般の大工さんでは行わない工事なので,初めての方には事前に作り方を理解しておいて頂く必要があります。
とりあえず電話で,
「あれをこうしてこうやったら,次にこれをして,そうするとこんな感じになりますので,最後にはこういうように仕上げます。」
と,棟梁にイメージを伝送し,
「パネルの枠は,桟木(サンギ)の二つ割りなどを使うと柔らかいので作業しやすいかもしれません。」
と,アドバイスさせて頂きました。
が!,素人が材料のアドバイスなどをプロにするものではありません。棟梁曰く,
「そんな材料(桟木)は,うちでは使わない。パネルは垂木(タルキ)でつくる。」
そうなんです。本当は,きっちりとした垂木のパネルの方が良いんです。
初めての人には作りやすかろうと思い,桟木(サンギ)なぞを棟梁にお勧めした僕が間違っておりました…
で,本日,現場を訪問。
いやぁ,着々とできてますよ。
グラスウールダクトがついて下地に吸音材が入ると,いよいよスタジオができつつある,という感じです。
そして,最後の仕上げとなる吸音パネル製作のノウハウを棟梁とご子息!に伝授。
お察しの通り,棟梁は息子さんと一緒にこのT木邸をつくられているのです!
そして,吸音パネルは,どうも息子さんが中心となってつくって頂けるようで…
ご子息も立派な大工さんなのであります。
○○建築は,不滅です!
天井に吸音材が入り,いよいよ吸音パネル製作となります。
いよいよ,スタジオっぽくなりました。
(棟梁 & Jr.のツーショットは,透明化処理させて頂いております)
by N