12月 282010
 

当社が録音スタジオの設計を担当しました洗足学園音楽大学 ブラックホール
2010年 第55回 神奈川県建築コンクール の 一般部門 で 優秀賞 を受賞しました。

studio photos taken by (株)川澄建築写真事務所

建築設計は(株)日本設計,インテリア・カラー計画/サイン計画を(有)テラダデザイン一級建築士事務所
施工は,鹿島建設(株)横浜支店が担当です。
当社は,録音スタジオの設計・監理を担当させて頂きました。
(洗足学園音楽大学ブラックホールは(株)日本設計がグッドデザイン賞も受賞しています。)

ブラックホールは主にミュージカルコース,ジャズコース,音楽・音響デザインコース,
大学の音楽教育では世界的にも類を見ないロック&ポップコースの学生が使用する施設として誕生しました。
ブラックホールの目玉である録音スタジオを,学生が思う存分使って頂き,
良い音に触れて頂く事を望みながらお手伝いをさせて頂きました。
建築コンクールとして歴史のある神奈川県建築コンクールにおいて,
一部スタジオの設計者として参加させて頂いた物件ですが,優秀賞を受賞出来たことは
非常にうれしく思います。

以下にスタジオ概要を紹介します。

【スタジオの設計概要】
ジャズやロックなどの生楽器/電気楽器を使用した,
マルチチャンネル収録,及び 音響編集を行なうスタジオとして計画しました。
民間レコード会社のスタジオスペックを有し,録音技術・音響デザインの習得や最新技術の研究,
マルチチャンネル・サラウンドなど最新メディア(DVD-Video/Audio,SA-CD,Blu-ray など)においての
音響表現などの研究を行なうことが出来るスタジオを目標としました。
音楽学部学生による演奏によりクオリティの高い録音製作が行なえるスタジオとなっています。

【スタジオ概要】
スタジオ面積は390㎡で二つの調整室を有し,
一つは収録用,一つはダビング用に適した構成となっています。
スタジオは,生楽器の収録に最適な残響時間を確保したメインスタジオが1室で,
ピアノとドラム用のブースをそれぞれ近接に配置しています。
ダビング用調整室には専用でブースを設置しました。

洗足学園 音楽大学 ブラックホール
神奈川建築コンクール

by yi

12月 162010
 

THX Home Theater 1 Training
おかげをもちまして 盛況のうちに終了致しました

去る 12月9日 木曜日,天気は快晴!
情熱に満ちた参加者約30名様を迎え,THX Home Theater 1 トレーニングを開催致しました。

[nggallery id=9]

近くは都内,遠くは九州(!)から,またホームシアターを個人でお楽しみの方から,
AVメーカー様,インストーラー様,コンテンツ制作関係者様など,
地理的にも,ホームシアターとのかかわり方としても,大変幅広い方々をお迎えすることができました。

9~18時までの持久戦となりましたが,参加の皆様の“前のめり”な受講姿勢!
それを迎え撃つ John さんの懐の広さを感じさせる講義。

その両方が噛み合って,非常に熱気あふれる有意義なトレーニングになったのではと,
私も裏方として喜びをかみしめているところです。

至らぬ点は多々あったかと存じますが,そんな講習の雰囲気の中でかき消されてしまったかと,
皆様には感謝至極です。

次回は・・・

計画は具体化していませんが,
遠くない将来,是非「THX Home Theater 2」の開催をまた熱い皆様と共に実現したいですね。

P.S. 受講者の皆様
試験問題は届きましたか?
あわただしい年末に申し訳ございません。
もうひと頑張りいただいて,2010年を締めくくりましょう!

by buscapedogg

9月 222010
 

THX Professional Workshop
THX Home Theater 1 Training

CESやCEDIAなどでも好評を博した THX による ホームシアター デザイン セミナー 「THX Home Theater 1」を12月に東京で開催いたします。
日本初開催となるこのセミナー。
最先端のホームシアターデザインに関する実践的なノウハウを学ぶことができる,絶好の機会です。
また,受講後は On-line テストに合格すると,”THX Certified Professional Home Theater I” の資格を取得可能となっています。

申込方法などの詳細につきましては,http://www.thxpm3.jp/ht1.htmlよりご確認ください。

開催日時 2010年 12 月 9 日(木) 9:00 〜 17:00
会場 東京都内(詳細は10月頃決定予定)
申込締切 定員に達し次第 締切とさせて頂きます
受講費用 ¥50,000-
(認証取得後は毎年ライセンス更新料が必要となります)
主催 THX Ltd.
共催 株式会社 ソナ
講師 John B. Dahl
(Senior Fellow, Director, Education : THX Ltd.)
38年にわたり コンシューマ エレクトロニクス ビジネスに従事。
Hi-Fi オーディオ製品のセールスマンとしてキャリアをスタート。後にプロダクト/トレーニングコンサルタントとして活躍。
プロジェクトマネージャー及びトレーナー(Lucasfilm THX)を経て現在に至る。

3月 112010
 

一年がかりで三名でひそかに(?)執筆していたサラウンド制作のための本が発刊されました。

サラウンド入門
著者:沢口真生,中原雅考,亀川徹
発行:東京藝術大学出版会(ISBN987-4-904049-14-3)
定価:1,575円(本体1,500円)
B5サイズ・223ページ

1章 2チャンネル vs サラウンド(by 沢口)
2章 サラウンドの歴史(by 亀川)
3章 サラウンド再生環境の構築(by 中原)
4章 サラウンド音場のデザイン(by 沢口)
5章 サラウンド収音手法(by 亀川)
6章 将来の研究動向(by 亀川)
付録1 制作の実際(by 沢口)
付録2 知識から実践へのヒント(by 沢口)
付録3 <機材>ポータブル マルチチャンネルレコーダー(by 沢口)

Suuround Sound Handbook -Cover 1

「サラウンド入門」カバー(表)

Surround Sound handbook -Cover 2

「サラウンド入門」カバー(裏)



この本は,サラウンド制作を始めようとする方々への入門書であるとともに,学生の皆さんが将来にわたっても活用できるような教科書となるような内容です。

サラウンド寺子屋の主宰としても有名な沢口さんは。。。
サラウンド音響制作に関する具体的なテクニックが,パターン分類などで明解に解説されており,サラウンド制作を始める方々がその一歩で路頭に迷わないですむような良き手引きとなっています。
そして,豪華な付録の章ではとてもためになる内容が。。。

東京芸大音環境創造科の准教授であり音楽録音・ミキシングの名手でもある亀川さん(先生)は。。。
マイクの基礎知識に始まり,ステレオ再生と録音,そして最新のサラウンドマイキングまでを具体例をあげて解説してあり,初心者でも「なんとなく」ではなく,納得してサラウンドマイキングの検討ができるような良き教科書となっています。
そして,サラウンドの歴史や最近の動向(ポスト5.1ch)など様々な情報がたいへんよくまとめられています。

私,中原は。。。
これまでにも,サラウンド再生環境に関する解説やプレゼンなどは多くさせて頂いてきましたが,今回は,これまでの資料をコピーしてまとめるのではなく,今回のために,文も図も新たに一から書き下ろしました。単なる入門というだけではなく,学生の皆さんが将来にわたって参照できるような教科書として使用できるように,再生環境に関する内容だけで,M2TBの総ページ数を超える気合いの87ページです。

そして,この本の全てのデザインを行ってくれた亀川研究室の土倉さん,ご苦労様でした。
また,大変困難なタイムスケジュールの中で,編集作業を行ってくれた亀川研究室の土倉さん(デザイン兼)と遠藤くん,大変お疲れ様でした。亀川研究室は,音(聴)だけでなく絵(視)のセンスも良いですね。

尚,この本は,Amazonなどでも購入できるようになるとのことです。
(流通するまでもう少々お待ち下さい。。。)

by N

1月 192010
 

先日の日曜日(1/17),私たちのオフィス併設の試聴室にお客さまをお招きし,第5回の[THX試聴会]を行ないました。

昨秋,秋葉原で「オーディオ&ホームシアター展 in AKIBA 2009 (音展 oto10)」という展示会が行なわれたのですが,ソナでも展示ブースを出展し
,“Feel the Quality Intact”をキャッチフレーズに,自宅で制作環境そのままの音を楽しみましょう!という
THXプロフェッショナル・スクリーニングルーム」を紹介致しました。

その際ブースに立ち寄って下さった方の中から,ご希望の方をお招きし,THX認証ルームである我々の試聴室でその音を体験して頂こうという企画の試聴会で,昨年末からスタートをし,今回が5回目でそのシリーズの取り合えず一区切りの最終回です。

今回は男性2名,女性2名のお客様をお迎えしました。
大変寒いなかでのご来訪で,感謝です。

しかも,その中のお二人は遠方(愛知県!)からのご参加とのことで,大変感激致しました。

試聴体験は約2時間。

我々の方で準備しておいたTHXのデモ用DVDなど映画数本と,サラウンド音楽作品を10本程度とを駆け足ではありますが,聴いていただきました。

 試聴の途中で座るポジションをお互いに入れ替えたりしながら,和やかな雰囲気の中,楽しんでいただけた事と思います。

何人かで集まって,良い音,良い絵で作品を楽しむのは,単純にそれだけで楽しいものですね。改めてそう感じながら,私自身もホスト役を務めながらエンジョイ致しました。時間が経つのは早く,アッと言う間に終わってしまった感じです。

 

聴いていただいた作品の中では,前回グラミーのノミネート作品,corneliusの“Sensurround”が皆さん強く印象に残ったようです。緻密なサラウンドサウンドに,凝った映像を合わせるように精緻に作り込まれた作品で,サラウンドの可能性,面白さを感じられる斬新な作品です。

また,迫力ある低域の再生能力,キレのようなものも感じていただけたのではないかと思います。特に映画のアクションシーン,暴力シーン(!?)では圧倒的な制作品質サウンドをご堪能いただけたことと思います。

室内騒音レベルの静かさや,配線スペース,機器の取り付け機構,吸音可変システムなど,試聴室の建築的な面にも興味を持っていただけたようで,楽しく有意義な時間を過ごせていただけたのではないかと,ホッとしているところです。

お客様との試聴体験は,私たちにとっても大変楽しい時間となりました。

これからもこのような試聴室のオープン企画を考えてゆきたいと思っております。

今後も当サイトにどうぞご注目下さい!

by buscapedogg

毎朝我家を見回りにきてくれるねこ。外は寒かろう。

 

1月 182010
 

1998年頃から、DVDの普及とともにサラウンドが一般家庭にも普及し始めました。
この頃は、サラウンドコンテンツを制作するスタジオですら、どのようにしたらちゃんとしたサラウンドの再生環境を構築できるか、試行錯誤していた時代です。
国内では,ベースマネージメントやディフューズサラウンド、ダイレクトサラウンドなどの用語もまだ浸透していないような時代です。
ソナは、この頃からサラウンドに積極的に取り組み、他に先駆けて海外のセミナーなどから意欲的に情報を集め、どこよりもはやくそれらを数々のスタジオで実践し、経験を重ねてゆきました
その中で、THXとのつきあいなど、サラウンドの分野の数々のすばらしい人達との友情を培うことができました。
サラウンド再生を検討することは、室内音響学を真面目に考えるためには非常に良いきっかけになりました
2chの再生環境では、ある程度経験的なものでカバーできることも、サラウンドでは理論的に考えておかないと事後調整ではどうにもならないことが多くあります。
さて、それから10余年、2010年になりコンテンツを制作するスタジオのサラウンド再生環境の構築も一段落ついて来たように思えます。
今こそ、ソナのサラウンドのノウハウをエンドユーザーの皆様に還元させて頂く良い時期です!
ソナが設計するホームシアターは、制作者が聴いていた音をそのまま再現することを第一に考えています。
制作者の皆様とユーザーの皆様との音の共有財産を生み出すことへの一助が、サラウンドスタジオ設計の先駆者であるソナの役割だと思っています。
ソナでは、このホームシアターを「プロフェッショナル・スクリーニングルーム」と命名し、エンドユーザーの皆様へのご提供に関して積極的に展開したいと考えておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

Fs Home Theater
ソナでは個人邸の試聴室/ホームシアターもやっています(2009年)

by N

1月 182010
 

機材のPC化や制作予算などの関係から、昨今、プライベートスタジオの需要が増えてきています。
サラウンドが立ち上がってからのここ10数年は、大手制作会社などの本格的なスタジオの設計・施工が多かったため、気づけば周囲からは「ソナは個人向けのスタジオをやるの?」と言われるようになってしまいました。。。
もちろん、ソナでは個人向けのスタジオも全力でやります!
どちらかというと、ミュージシャンやエンジニアさんのプライベートスタジオの設計・施工がソナの原点です。
思い起こせば、十数年前は、対会社ではなく対個人がお打合せ相手の大半でしたし、そこから様々なコストパフォーマンス・アイデアが生まれました。
ソナのプライベートスタジオの設計思想は、本格的な大型スタジオと同様に真面目に音響設計を行うことです。部屋のモードの検証やスピーカ配置の計算など、スタジオの大小で手間の差別化は行いません。
小さいスタジオこそ、知恵を使えば色々な工夫が可能であり、それが設計の楽しさでもあるのです。
2010年、ソナでは、このようなプライベートスタジオを改めて「パーソナルスタジオ」と命名し、積極的に展開してゆきたいと考えていますので、お気軽にお問い合わせ下さい。


【プライベートスタジオのプレゼン】懐かしの手書きパース(1998年頃)

by N